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映画「レオニー」の女性監督、イサム・ノグチの母の勇気に通じる生き方

あれ、先週から公開始まってたんだ。
映画「レオニー」。

20世紀初頭のニューヨーク。
レオニー・ギルモアは、詩人・野口米次郎と恋に落ちる。

レオニーは子どもを身ごもったが、米次郎は帰国。

日露戦争の後、米国では次第に排日機運が高まり、レオニーは幼い息子を連れて日本へ。
だが、米次郎には妻がいた。

レオニーは英語教師をしながら、日本で子どもを育てる...

子どもは、後の世界的な彫刻家、プロダクト・デザイナーのイサム・ノグチとなります。

   →映画「レオニー」公式サイト

   →イサム・ノグチ(Wikipedia)

人生の本当の喜びは、困難を乗り越えた先にこそある――
「レオニー」ではなく、監督の松井久子さんの半生が朝日新聞2010.11.03に載っていました。

少女のころの理想は、「子だくさんの商店のおかみさん」。
大学を出てすぐに同級生と結婚し、27歳で息子を産んだ。

しかし、生活のために始めたフリーライターの仕事が順調になればなるほど、物書きを目指す夫とすれ違いが増える。

泣いている松井さんの背をさすりながら3歳の息子が言った。
「僕がいるから大丈夫だよ」。
5歳の時、離婚の話し合いを終えて家を出た松井さんに「お母さん、もう1回がまんしてみない?がまんできたら自信がつくよ」。
もう無理だよと答えると、息子は納得した表情で「そう、わかった」。

33歳で離婚。
取材で知り合った俳優に請われてマネジャーになり、その後、俳優プロダクションを設立。
39歳でテレビ番組の制作会社を立ち上げた。

中学卒業前、息子は留学したいと言い出した。「このままだと人生の先が全部みえてしまう」。

息子の挑戦を支えて、「仕送り地獄」をがんばった。

50歳、さらに転機が訪れる。

45年間連れ添い、晩年は認知症になった妻と、米国人の夫の物語を映画にしようと、3年かけて資金調達に奔定した。

脚本を頼んだ新藤兼人監督に「監督も」とお願いすると、「女性がもっと撮ったほうがいい」と背中を押され、1997年、映画「ユキエ」が誕生する。

5年後には、「折り梅」を製作。

そして、57歳、『イサム・ノグチ―宿命の越境者』(ドウス昌代著)を読み、その潔い生き方に引きつけられた。

「米国人の女性が100年前に日本に渡り、一人で子育てをするのはどれほど困難だったか。自分で人生を切り開いていく彼女の姿を、女性たちに伝えたいと思った」

過去の2作品や松井さんの生き方に共感した女性たちが2005年、支える会「マイレオニー」を結成。

賛同金を募り、会員は3千人を超えた。
製作費13億円を集めるのに6年。
撮影と編集に1年。
脚本は14回、書き直した。
携わったスタッフ400人。

息子がプロデューサーとして、母を支えた。

容易に想像はつきますが、ここに到るまで、けして順風満帆だったわけではありません。

キャスト・スタッフの大部分をアメリカ人クルーで編成した「ユキエ」の撮影で、現場が荒れた様子が書かれていましたが、新しいことにトライするたびに、三歩進んで二歩下がる状態ではなかったか。

津田塾大で開かれた講演会で、女子学生が聞いた「どこから力が出てくるのか?」という質問にこう答えました。

「生きることそのものが仕事。人生そのものがハードな遊び。ちょっと勇気を持てば、結構すごいことができる。そのためにはあきらめないこと、そして途中で投げ出さないこと」

「レオニー」の生き方と松井さんの生き方が重なるようです。

「レオニー」は、アメリカと日本の自然や町並みを描いて、美しい映画のようです。

なんとか時間を工面して、妻といっしょに観たいなあ。
(とりあえず、今日もがんばって、仕事進めるぜ)

   →松井久子(Wikipedia)

   →映画監督 松井久子公式サイト




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  • 2018/06/06 1:32 PM
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『レオニー』お薦め映画
明治の外国人女性の一代記。隣の芝生は青い。自分は平凡な人生を送っていると思っている方は、その幸せを噛みしめて欲しい。困難でも妥協せず自分流にという方は彼女の生き方を参考にして欲しい。お薦め作品だ。
  • 作曲♪心をこめて作曲します♪
  • 2010/12/03 8:07 PM
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