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母の日と月

テーブルの上に手作りのカードが置かれていて、「おかあさんありがとう」と書いてあったので、今日は母の日か、と知った次第。

その後、ふだんは読み飛ばす朝日新聞の天声人語に目を留めたら、まど・みちおさんのすばらしい詩が載っていたので、ネットで見つけた全文を転載します。
(ホントはダメなんだけど。まどさん、あまりにすばらしいので許して。)

 太陽と地球
              まどみちお

 まだ 若かったころのこと
 太陽は 気がつきました
 わが子 地球について
 ひとつだけ どうしても
 知ることのできないことが あるのです
  
 それは 地球の夜です
 地球の夜に 
 どうか安らかな眠りがありますように
 どうかしあわせな夢があふれますように
 祈りをこめて 太陽は
 地球の そばに
 月を つかわしました
 地球の夜を 見まもらせるために
 美しくやさしい 光をあたえて

 今では もう
 若いとも いえませんが
 太陽は 忘れたことがありません
 地球の 寝顔が
 どんなに 安良かであるかを
 夜どおし 月に 聞くことを・・・


太陽が男で、女が月とたとえると平塚らいてうさんに叱られそうですが、この詩からただよってくる月の心持ちは、母性以外のなにものでもありません。

父が「背中」で語るなら、母は「まなざし」で包む。きょうは母の日。感謝とは、まなざしを送り返すことに他ならない

戦争で特攻隊が敵機に突っ込むときに最後に叫ぶのは「お母さん」だそうで、父の立場から言うと、まことにうらやましい。
どうせ父親は使い捨てだ、と暴論を吐いてひがみたくもなってしまいます。
(でも、それで人類が丸く収まるなら、結構な話だけれど)

さて、かく言う私も田舎の母に感謝の一言を伝えてもいいよね。
今日は、電話します。

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