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子孫に墓参りしてもらうために

正月早々ですが、お墓の話、お墓を将来どうすべきか考えた話です。


元日に実家の墓参りに行ってきました。妻や子どもにとって、男澤家の新しい墓石との初対面でした。
東日本大震災で土台に亀裂の入ってしまった墓を建て直すことになって、昨年に「芯入れ」(新しい墓に魂を入れる法要)を行ったのですが、その際には、両親と弟と私の4人の参列であったので、正月の帰省を機にお参りをしたのでした。

妻は「さっぱりしたお墓で、低いからお参りしやすいし、いいじゃない」と言ってくれました。ありがとう。

 

私は長男なので、墓守り、つまりお墓を継いでいく立場ですが、将来、当「男澤家」はいつまで存在していくのだろうかと最近改めて考えるようになりました。

(ちなみに、長男が墓守りである必然性は法的にはありません。明治憲法の家制度の名残りからくる先入観であります。)


少子化で、一人の女性が産む子供の数が1.43人(平成29年)となってしまった現代の日本では、多くの家系がそうであるように、当家も末広がりに一族が増えていくとは考えにくい。

 

実際に当家も子どもは2人で、現在、それ以外に私の後の墓守り候補はいません。
また、2代3代あとの子孫が近県に住んでいるとも限らないし。そうでない確率のほうが高いように思います。


しかし、代々の先祖が入っている墓所に、10年か20年かもしくは一生に一度でもいいから、子孫のみなさんに墓参りはしてもらいたいと思うんです。


日本の宮城県の登米市佐沼という土地に先祖がいたそうだ、なかなか行けないけど一度は、と思ってもらえればうれしいけど。

どうしたらいいのか?

なにか佐沼男澤家や先祖の来し方に思いを馳せてもらう、懐かしさやつながりを感じてもらうことはできないのか。


まずは、家系図かな。

 

家系図の作り方の幾冊か書籍を読んでみたけれど、先祖を遡る方法は、役所で戸籍を調べるか、檀家になっている寺の過去帳を調べるかくらいしか、方法はなさそうだ。

(過去帳について、和尚様に尋ねたところ、明治時代の町の大火で消失してしまったらしい。)

しかし、名前の羅列だけでは物語性に欠けますね。


それでは私の知る範囲だけれど、父母、祖父母、曾祖父母そして兄弟、夫婦、子どものプロフィールを小説風にでもまとめたらどうだろう。

いや、自分自身のことを振り返っただけでも、恥かきっこ人生、書かれたくないことがたくさんあるし、まして親兄弟といえども、勝手に伝記を書くのははばかれます。

苦労はしたけど、いい人生だったとにまとめるのも、私は肉親を軽くあしらってしまうようで、いやだ。

(その点、小説家はすごいね。主観と客観のバランスの落としどころをうまく見つけてしまう。)


そう考えていくと、写真集がよさそうです。


家族の写真、子供のころの生活の写真、地域の古い写真。そういった思い出深い写真を簡単な説明文とともにまとめるのであれば、イメージもしやすいのではないかな。

家系図も、古い巻物(江戸時代末期の先祖の職務について記載されたもの)の写真なども載せておきましょう。


電子書籍としてデータもちろん残しておくけれど、手に渡りやすいし印象に残るのは、やはり紙ですね。

紙の冊子を数十部作っておいて、子どもたち、その子どもたち何代続くかわからないけれども、子孫に渡せるように準備をしておきたい。正月には、制作について家族と合意を得ることができました。


近ごろ、お墓のありかたについて関心を持ったのを機会に、新しい埋葬や墓参の新しいカタチについても調べる機会になりました。

そのことはまた改めて。

 

そうこうしているうちに、ある会社からお墓にからむ新しいビジネス構築について相談を受けました。

同類相求む。なかなか興味深い話なので、探求することになりました。


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